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都内在住子ナシ専業主婦の日々。

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『一人暮らしができない=ダメな奴』…の時代は終わった。

 

こちらを読んでいる方は恐らく20代以上かと思いますが、貴方は独身ですか?既婚者ですか? 独身の方はやはり一人暮らしでしょうか?それとも実家暮らしか、はたまた同棲中…??

私がまず始めに言いたいことは

「男でも女でも、実家暮らしで恥ずかしいことなんてない!」

と言うことです。たまに他の方のブログを読んでいると、申し訳なさそうに「実家に戻ることになりました。」なんて書いている人がいたりしますが、そりゃ一人暮らしはキツいよね、と思うのです。

かく言う私も年収が300万円ちょい…。

私は既婚共働きなのでそれでも問題ないのですが、仮に一人暮らしだったら、って考えて思ったこと。

かなり厳しい現状が待ち受けている…!

例えば私だったらどうするか、ちっさい脳みそで考えてみました!

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年収300万円で一人暮らしだった場合

私はボーナス年2回(各1ヶ月分)の年収300万OLです。月の手取りは約18万円。今の生活にこれを当てはめてみるとこうなります。

  • 家賃 ¥58,000
  • 光熱費 ¥10,000
  • 食費・日用品 ¥35,000
  • 奨学金 ¥11,000
  • 携帯 ¥4,300
  • apple music ¥980
  • 美容代 ¥10,000
  • 洋服代 ¥10,000
  • 雑費(緊急) ¥10,000

合計:¥149,280

つまり月の最低生活費は15万円です!なので残るお金は3万円。一応貯金はできるものの・・・。大好きな旅行の貯金もしたいし、老後に必要な貯金もしないとだし、たまには大きなお買い物もしたいし・・・

と考えると余裕なんてあって無いようなもの!

以前このブログで紹介した老後必要資金の貯蓄、月4~6万なんて到底無理・・・。

そして仮に私が男だとしたら、女の子にデートで晩ご飯をご馳走してあげる、なんてことも、恐らくできても月1~2回・・・。でもそんなことしてたら貯金はできないし!!

ああぁぁぁぁァァァ!お金ッ!!!

ってなりますよね・・・。笑

しかも皆様の昇給って年にいくらベースでしょう?私の会社は¥5,000 という決まりがあるそうで、今の所¥10,000ずつ昇給はしていますが、先輩は10年働いても5万円もアップしてないというし・・・。

尽きないお金の不安。笑

 

なので私は『誰かと生計を一緒にする方が良い』と思うのです!例えそれが実家であっても!結婚して家族の他に生計を一緒にできる人ができるまでは大いに家族に甘えるべき。それくらい社会で生き抜くことって大変なことだと思うからです。

もし私が実家で甘えるならこうします。

 

・家族と生計を一緒にする場合。

  • 家賃 ¥58,000¥30,000
  • 光熱費 ¥10,000¥0
  • 食費・日用品 ¥35,000¥20,000
  • 奨学金 ¥11,000
  • 携帯 ¥4,300
  • apple music ¥980
  • 美容代 ¥10,000
  • 洋服代 ¥10,000
  • 雑費(緊急) ¥10,000

合計:¥149,280¥96,280(余り¥83,720)

家には5万円入れ、他は自分で払う。そうすることで手元に残るお金が8万円以上に!これだとかなり余裕ができましたね!

次は同性の場合も考えてみましょう。

 

・同性で固定費を折半する場合。

  • 家賃 ¥58,000¥29,000
  • 光熱費 ¥10,000¥5,000
  • 食費・日用品 ¥35,000¥25,000
  • 奨学金 ¥11,000
  • 携帯 ¥4,300
  • apple music ¥980
  • 美容代 ¥10,000
  • 洋服代 ¥10,000
  • 雑費(緊急) ¥10,000

合計:¥149,280¥105,280(余り¥74,720)

家賃・光熱費は半分ずつ、食費は2人分なので多少支払いが減る感じでしょうか。この場合でも7万円以上はお金が残ることになりました。

 

どうでしょう?こうした方が、経済的にも精神的にもよくないですか??

 

給料が右肩上がりな年功序列は昔の話。

仮に一昔前のように『5年後は年収400万円、10年後には年収500万円』のようにお給料が右肩上がりだったら上記の内容で一人暮らしし続けても良いと思うのです。

が!今って違いますよね?平均年収も右肩下がりだし、高齢化社会の日本経済に明るい未来も見えないし、そもそも女性でお給料をしっかり貰える人なんて一握りじゃないですか。

それでなくても『年功序列』が当たり前だった団塊世代、今どうなっているか知っていますか?50歳過ぎで『役職定年』を迎えて給料も役職も下がる人が増えているんです。『役職定年』とは会社の限られた役職を新しい人に渡すために、ある一定の年齢で役職を取られると言うこと。急に部下よりも下の立場になる人や係長などの名前を与えられるも部下のいない部署に飛ばされる人が増えているそうなのです。

更に。この団塊世代の下に待ち受ける、団塊ジュニア世代…。バブル崩壊も受けてこの世代はリストラからの派遣社員が多い世代と言われていますが、会社に残っていたって役職につけない人の方が殆どなのかもしれません。

つまり、年功序列なんてシステムはハナから失敗だったのですね。三角構造のてっぺんなんてみんなが取れるわけないのですから!真面目に働いていたってエスカレーター式にお給料が上がるなんて夢のようなお話は、やはりただの夢だったのです!

   

  

年収300万は心許ないけれど 300万×2人なら生活に余裕が生まれる。

これは我が家の実際の話です。

まだ東京にきて1〜2年の頃。旦那の年収が400万円で私の収入が全く安定していなかった時。月のお給料から生活費を引いて手元に残るお金は2万円程度でした。その2万円は貯金に回していましたので余裕なんてなかったです。なのにその頃は東京生活に浮かれて家賃10万円の高円寺に住んでいましたし、1年目は赤字の月も多かったです。今の家賃6万弱のところに引越してからも1年弱くらいは1年目の赤字のツケを払っていくのに大変でした。

3〜4年目になると旦那の年収が徐々に上がったのと、私もバイトで100万くらいは収入があったため、気づくと月に5〜7万円は余るようになっていました。この頃が丁度、世帯年収が600万くらいです。年に1回は海外旅行に行くようになったのもこの頃からです。

5年目以降、私が就職をして世帯年収が一気に800万になりました。今は月10万以上貯金にまわす余裕があります。2馬力の強さを感じます。(ですが年収300万と言うお給料の少なさ、お金を稼ぐことの大変さも痛感することになりました…。)

 

つまり、600万円くらいが都内で余裕で暮らせるボーダーラインになるのだと思います。お金のストレスがなく暮らしていけるボーダーラインです。以前の我が家のように『500万+100万』でもいいですし、恋人との同居で『300万円×2人』でもいいです。1人でも600万の年収があれば一人暮らしでも余裕でしょうし、それ位の年収がある人なら実家で甘えるなんてことは辞めて欲しいですが…

ですが一人で年収が600万円に満たない人!現在の日本の平均年収は414万円なので、日本の半分以上の人が該当します。そんな貴方は家族や恋人に遠慮なく甘えていいと思います!東京で1人で生きていくには無理があります!(無理を飲んで厳しい生活でもいいなら別ですが。)変な意地は捨ててさっさと家に帰りましょう!!

 

 現代ならシェアハウスと言う手も有り!

『それでも、実家暮らしは…。』なんて方、シェアハウスは如何?最近よく聞きますよね!少し調べてみましたが、結構良さそうなのです!

  • 敷金・礼金・仲介手数料がナシ
  • 家賃は4万円代(光熱費含む)が多い
  • 家具家電付き
  • 共有のもの(トイレットペーパーや調味料など)は支給
  • 清掃員さんがいる
  • 女性限定のシェアハウスも有り

 …等。日本ではまだ馴染みは浅いかもしれませんが、例えばニューヨークでは家賃の相場が20万円前後なのでシェアハウスは一般的。特に1部屋を2人でシェアしているケースが多かったように思います。シェアハウスでの人間関係が問題になるのもあるあるだそうですが、その場合はまた次のシェアハウスに引越すのだそうです。日本よりもお給料のベースが高いニューヨークは家賃のベースも高いですから、この家賃を最小限に納めるのは生きていく上で必須なのでしょう。でもそれは日本も同じです!

下記の女性限定シェアハウスなんて家具も可愛いし女性限定だし清掃員もいるし、パッと見るだけで良さそうじゃないですか?こういったシェアハウスも結構出てきているようなので活用するのも手だと思います!

 

まとめ

普段から日々の暮らしブログで『仕事が辛い、仕事が辛い』と吐き散らしている私ですが、 これで一人暮らしだったら…と考えると生きた心地がしないです。笑 『社会人は一人暮らしが当たり前』と言う風潮がありますけど、『そんなの無理でしょうが!』と言う年収300万OLの心の叫びでした。笑 本当に社会で生きている人達、無理しないで欲しいです。

『一生懸命働いて、お給料も少なくて、長期休みもなくて、遊ぶこともままならない……生きるの楽しくない。でも生きていくにはこうしていくしかない。』

と言うのならせめて、誰かと支え合って生きていきましょう!!涙