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都内在住子ナシ専業主婦の日々。

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お誕生日ディナーに選んだのはレトロな洋食屋【みかわや】

※コメントお返事しました~!

 

こんばんは、natsumi.です

 

前回の続き、劇団四季アラジンを見終えた後は食事をしに銀座へ!

今年の私の誕生日プレゼントはコレ~! - tokyo simple life.

 

今回のお誕生日ディナーは銀座のとある洋食レストランにしました

ですがそれまでに色々と経緯があってだな...( ^ω^ )

 

※深夜のテンションで書いたので今回のブログは長文3000文字です、おヒマな時にどうぞw

 

東京の店、なんとなく、全部飽きた

私はこの誕生日で33歳、ハタチから大人とするならば、13年分の大人を過ごしてきたことになります

ハタチで結婚して上京してきたので東京歴も同じく13年です

東京のお店を詳しく知ったわけではないが、ある程度の店の上っ面をペロリと舐めた、そんな感覚はあるんですね

 

夜景の綺麗なフレンチのコース、東京湾クルーズディナー、隠れ家的イタリアン、鉄板焼き、回らない寿司、ホテルアフタヌーンティー…

どこもお洒落でどこも高くてどこも旨い

大体これにあてはまるしこれ以外ない

飽きてきた…

行ったことのないタイプの店に行ってみたい!

 

銀座で素敵な洋食を...!

そんな時にハッと思い出したのがアップルのリマインダー『いつか行きたい』リストに書き留めたスープ

 

アラスカのダブルコンソメ

 

『人生最後のご馳走(著:青山ゆみこ)』で知ったそのお店は大阪の北新地にあるアラスカだったのですが、東京なら日比谷にも店舗がある!

その本の中で死ぬ前にもう一度だけ食べたい、と選んだそのスープの味や香りを私も体験してみたい!

 

調べるとそのアラスカのコンソメスープはなんと1430円、看板メニューのカレーは5500円...!??

分不相応だと思ったし、唯一見つけた写真の年齢層がめちゃくちゃ高いことから一旦アラスカは白紙に…

 

けれど老舗的洋食屋さんは行ったことがないし今回夕食をとる予定の銀座には素敵な洋食屋さんが沢山あるハズ!

そう思い調べて今回選んだのがこちら、『みかわや』です

引用:銀座 老舗洋食みかわや

 

”レトロ可愛い”を引き継ぐ『みかわや』

少し入るのに勇気がいりそうな店構え、テーブルには白いクロス、スタッフはシャツにベスト

まさに思い描いていたような洋食屋さんでした!

 

そしてこの店を選ぶ決め手となったのが食べ物のチャーミングな呼び方!

ハンバーグを ”ハンバーグステーク”、コロッケを ”クロケット”、カツを ”カツレット”…この店ではそう呼ぶんです!

私が大好きな吉田篤弘さんの本『つむじ風食堂の夜』で舞台となる洋食屋さんでもまさにそう読んでいたのを思い出し、

実際にそんなレトロな呼び方を引き継ぐお店があるんだと嬉しくなったのです!

洋食屋さんでこのカトラリーセット!

 

”洋食屋の店の顔” コンソメ!

こんな古くから続く ”洋食屋さんの顔” となっているものが『人生最後のご馳走』のお話にも出てきた コンソメスープ なのだとか!

みかわやには2種類、コンソメとコーンポタージュがあり、断然コンポタ派ではありましたがコンソメを注文してみました!

お味は…私たちがよく知るあの顆粒のコンソメとはやはり違いました

あのコンソメが私のコンソメになってしまったせいでこのコンソメが

「少し酸味のあるオニオンスープ (もちろん美味しいが)

と言う感想になってしまった/(^o^)\

ただこのスープは一切の浮遊物がなくスプーンで掬うと黄金色に透き通り表面は光を反射する、とても綺麗で上品なスープでした

胡椒をふるとまた1つ味が変わって美味しい

 

洋食と言えば海老フライ!!!

そして私が選んだメインディッシュが『ミックスフライ』に『ライス』!

洋食屋でたっぷりとタルタルソースをかけた海老フライにライスを頬張るのが大好きなんです(^ω^) !

ミックスフライには ”海老フライ”、 ”かにクロケット” 、”季節魚のフライ” の3種類のフライが付きます

ですが感動したのは海老フライではなく、圧倒的にかにクロケット!!

ザクザク入ったカニ身に濃厚で美味しいクリームが絡んでこれが絶品でした!

大好きな海老フライもタルタルソースもとても美味しい!

でも次はきっとかにクロケットだけの1皿を選ぶと思う

みかわや ミックスフライ

ボリュームのある一皿!(ライスにはお漬物がついてきた!)

 

郷に入っては郷に従え的食事マナー

ライスを注文したこともあり最初は気張らずお箸で尻尾からパクッと1尾のフライを3口で食べていたのですが…

食べているうちにどんどんと気恥ずかしい気持ちになり、途中からナイフとフォークに持ち替えることに

 

昔、マクドナルドが昭和46年に日本に構えた1号店はここ、銀座

その時代の女性は口を大きく開けるのを恥としていてハンバーガーにかぶりつかなかったんですって!

 

周りにはその時代より前から生きているであろうご婦人も多く、

昔から通っているであろうご高齢のお爺ちゃんが隣のテーブルでキチンとナイフとフォークでステーキは勿論、ご飯もフォークの背に乗せて食べていたんです(お爺さんこそ箸で食べそうなのに!偏見

だから私もそれに習って箸を置きました、置かざるおえなかった...!

大好きな海老フライにライスは豪快に食べたいんだ!と思ってあえて選んだお箸でしたが、このレストランの雰囲気が自然と私を正したのだと思います

(とは言え私のような者の為に最初から箸を用意しているのも流石の気遣い)

窓フレームが大理石!(スキ

 

肉汁溢れるハンバーグステーク

夫が注文したのはハンバーグステーク

肉厚で綺麗な丸みを帯びたハンバーグからはジワジワと溢れる肉汁が!

これも美味しかったですが… びっくりドンキーを正義としている私にとっては食べ慣れない、これもまたとても上品なハンバーグでした

添えている野菜は丁度良い塩梅の塩と香りの良いバターの味がした

 

壁があると感じるのはいつもコチラ側だけなのかもしれない

トータルすると 「銀座の老舗洋食屋みかわやの洋食は美味しさもあるけれどでっかい壁が一枚あった」

そんな洋食でした...

周りのテーブルは昔から通っているであろうご高齢の方(皆さんとってもお洒落でお金持ちそうだし無添加の生活をしてそう!偏見) が多かったです

私たちに『みかわや』はまだ早かったか... 膨れた腹を撫でてそう思っていると

注文の時からニコニコと声をかけて下さっていたチャーミングで紳士な店員さんが

「お腹いっぱいになりましたか?ニッコリ  また別のメニューを食べにいらしてくださいね!」

と言って下さった!

なので分不相応でもいつかまた行きたいなと思いました( ^ω^ )

 

ココがあそこに繋がるのか...!

メニューの1ページ目に書かれた『みかわや』の歴史

それを読むと『みかわや』の1代目シェフは、なんと私が愛する横浜のホテルニューグランドの初代料理長の弟子の1人として修業を積んだのだとか…!

山下公園前にあるホテルニューグランドこそ、目の前に泊まった船より外国人を迎え入れた、西洋の文化の始まりの場所ですからねぇ!

今度老舗の洋食を食べるなら横浜へ、ホテルニューグランドに行かねばなりません( ^ω^ )

日本の西洋文化の始まりの味だったんですね!

 

そんなこんなで、色んな点と点が、線になったような…

初めての老舗洋食屋さんでした!

 

気になる人はランチコースが絶対オススメ!

ここまでサラッと書きましたけど、実はこの『みかわや』は値段の高さで没にした『アラスカ』よりも全体的にちょい高です!w

コンソメは1800円、ミックスフライは3300円、ハンバーグステークは2900円、コーラが800円でした(白目

ですがランチコースだとスープから絶品かにクロケット、ハンバーグステークにデザート、珈琲紅茶もついて6200円なのでランチコースがとてもオススメ!

(本当は私たちもランチコースの予定だったのですが諸事情でランチの時間にこれなくなっちゃったのでアラカルトで頂きました

引用:みかわや ランチコース

電話での予約になっちゃいますが!

ネットだと公式よりも少し高い値段ですがオズモール予約もできます▼

【Ozmall】みかわやのランチ

 

▼愛すべきホテルニューグランド

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▼登場した本